Redemption Reapersの紹介・評価・レビュー記事です。
ストーリー・ビジュアル・システムを基準にゲームの評価をしていきます。
当サイトでレビューしている作品は実績/トロフィーコンプリートまでしっかりと遊び尽くしたものに対して行っています。
ストーリーの根幹に関わるような大きなネタバレ(キャラの死亡、重要な設定の開示等)はしないように極力注意していますが、一部ネタバレを含む可能性があります。
作品紹介
プレイ時間 | 50時間 | |
プレイ状況 | 実績/トロフィーコンプ済み | |
発売日 | 2023年2月22日 | |
対応機種 | PlayStation 5,Nintendo Switch PlayStation 4,Microsoft Windows | |
ジャンル | シミュレーションRPG | |
開発元 | Adglobe | |
販売元 | Binary Haze Interactive |
プレイ後の感想(クリアまでプレイ済み)
ゲームは最後までクリア済み+実績/トロフィーコンプリートまで遊んだ感想です。
リデンプションリーパーズはたった5人の味方だけでマップを攻略していくターン制のシミュレーションゲームです。
5人それぞれが特徴を持ったキャラクターで、その特徴を活かして敵を倒していく戦略性の高さが魅力的でした。
遊ぶ前は金策が大変で難易度が高い、シミュレーションを遊び慣れた玄人向けだ、という感想を多く見ていたのでちょっと不安でしたが発売からアップデートが重ねられ、スキル効果も見直され、バランスはどんどん良くなっているように思えます。
リリース直後のバージョンでは金策はたしかに大変だったようですが今は稼ぎプレイもしやすく、攻略に詰まったらレベル上げもお金稼ぎもできるようになっています。
難易度も選択可能なため、本作は初心者にも十分遊びやすいバランスだと思います。
ストーリーも硬派そのもので実にスタンダードな流れ、個人的に結末はあまり気に入るものではありませんでしたが、こういう終わり方もありだよな。といった感じでした。
時折挟まれるムービーシーンは綺麗で、戦闘シーンなどはそれぞれのキャラクターが入り混じり、連携しながら戦う姿が見られます。
声優陣も豪華で、他のゲームやアニメで声を聞いたことがある声優さんばかり。
演技も当然一流で、フルボイスで展開されるストーリーは演技などの違和感は全く無く、臨場感のあるムービーと演技で没入できる内容でした。
良かった点
多勢に無勢を覆す快感と戦略性が楽しい
このゲームの売りはなんといっても多勢に無勢を覆す戦略性です。
自軍はたった5人だけの固定メンバーであり、ファイアーエムブレムのようなシミュレーションゲームと比べると味方はかなり少ないです。
それなのに敵は何十体も登場、さらには援軍まで登場してくる始末。
そんな不利な状況を覆し、マップを攻略していく戦略性が何よりの魅力です。
統一感のある世界観とビジュアル
ダークファンタジーと言える雰囲気に、全体的にモノクロでデザインされたゲーム画面とキャラクター。
それに声優さんの演技も織り込まれ、陰鬱で仄暗い世界観がしっかりと描写されています。
モースと呼ばれる未知の敵に蹂躙されていく世界の絶望感や、その中でもがいて活路を見出そうとする主人公たちの状況と非常にマッチしていて引き込まれました。
ゲーム中には遺物と呼ばれる収集アイテムが登場し、モースに蹂躙された人々の悲劇や平和だった頃の生活の様子が垣間見えたりなど、より深くリデンプションリーパーズの世界を知ることができます。
物足りなかった点
ストーリーの進行が遅い
ストーリーそのものの質は高いのですが、残念なことにストーリーの進行が遅いです。
数話分ゲームを進めたところでようやくストーリーが少しだけ進行する程度で、クリアまで遊んだ後に改めてストーリーを振り返ってみるとボリュームが少ないと感じました。
せっかく魅力的なキャラクターが揃っており、ストーリーの展開自体はいいもののため、もう少し色々な展開を見せてほしかったところです。
後半は息切れ気味でマンネリ化しやすい
コンパクトに纏まった上で面白い戦略性が魅力の本ゲームですが、どうしても慣れてくると戦略が固定化され、同じ作業の繰り返しになってしまう部分があります。
序盤~中盤にかけては新しいタイプの敵が次々と登場し、それらの対処について頭を悩ませる楽しさがあります。しかし後半になるとそれらの対処にも慣れ、マップ構成も難易度を上げるためなのか敵の数が多く、ステータスが強化された敵が大量に出てくる単調なものになってしまうのが残念でした。
たしかに難易度は上がっているのですが時間がかかるだけでやりごたえはなくなってしまいました。
勝利条件にもバリエーションが少なく、ゲームに慣れてうまくなればなるほど作業に近いゲームになっていきました。
とはいえゲームはうまくなれば行動は最適化されていくのは当然です。
マンネリ化はある意味、このゲームを楽しみ尽くした結果なのかもしれません。
まとめ
ストーリー・ビジュアルも魅力的な本作ですが、やはりこのゲームの一番の売りはシステムです。
たった5人のパーティーメンバーで戦略を巡らせて大勢の敵に対抗していく。各キャラクターの特徴や敵の特徴、マップ構成などを考慮して常に最適な戦略を考えて自軍を操作していく。まさにシミュレーションゲームの根幹をなす部分が魅力的なゲームです。
ストーリー・ビジュアルもかなりのクオリティですが、特にストーリーについては質以外の面でかなり好みが分かれる部分であると思います。
ゲームの雰囲気に合わせて難易度が高く、シミュレーションゲーム好きの玄人向けのゲームであるという評価も出回っていますが最新バージョンでは難易度はかなり緩和されています。
発売当時は金策が大変だという感想もありましたが、全くそんなことはなくなりました。
アップデートのたびにスキルにも調整が入っており、いまではかなり遊びやすくシミュレーションゲーム初心者でも玄人でも十分に楽しめる良ゲーになっています。
実績・トロフィーコンプリート難易度
実績/トロフィーコンプリートの難易度としては簡単な部類です。
実績/トロフィーコンプまでの時間は30時間未満が目安。
ほとんどの実績/トロフィーは1周で獲得でき、取り逃し要素はなく面倒なコンプ要素もありません。
難易度に関する実績/トロフィーも存在しないため、EASYでサクサク進めることも可能。
シミュレーションゲームが苦手でもコンプリート可能です。
実際にコンプリートを目指すのであれば攻略や実績/トロフィーコンプリート手順をまとめた以下の記事を参照してください。
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